バスでアウシュビッツへ
クラクフに到着して、その日は旧市街を散策。
なかなか風情のある街並みでわくわくします。
カメラ片手にあちこち歩いて、露店でケバブを買って…と古都を満喫。
晩ご飯をと思った辺りで腹痛が!
何が悪かったのか、ケバブなのか疲れなのか、暑かったので飲み物を飲み過ぎたのか…。
一晩中トイレとベッドを往復しながらも、何とか朝を迎え、その頃には体調も戻りました。ふぅ。
海外での体調管理は大切です。
日程に余裕もないので一日寝込んだりすると予定がパーになっちゃいますから。
クラクフはアウシュビッツまで一番近い街ですがバスで1時間くらいかかったでしょうか。
その間に現地で放映されるビデオを見せてくれます。
これにより現地でビデオを見なくて済むので滞在時間も短縮できます。
このビデオは現地では有料なので、バスツアー代金に含まれているようです。
現地では各国語の通訳さんに付いてグループで回ります。
日本語ガイドは居ませんので英語のガイドさんについて行きました。
悲惨な収容所の様子、ほとんど生き残る人が居なかったという数字、残されたバッグや靴などの遺品。
ガス室、射殺場…など当時、ここでまさに殺戮が行われた場所なんだと実感させられました。
しかしながら、整備され芝生が植えられポプラの木が青々として、煉瓦造りの建物が整然と並ぶ様は生々しさやおどろおどろしさを感じさせませんでした。
死が日常だったという場所ではありますが、気の弱い人でも問題なく見学できます。
また、終戦間際に証拠隠滅のため壊されてしまった施設も多くありました。
最後にバスに戻るのですが、集合場所を間違えてしまいガイドさんが探しに来てくれて、ひとりだけ大遅刻してバスに乗り込んだのは内緒。
このクラクフからのツアーは社会見学としては素晴らしいものだと思います。
ただし英語がある程度できるか、出来ない場合は予習をしていないとちょっと難しいかも知れません。
アウシュビッツの強制収容所周辺には綺麗な芝生が。
入り口のゲートには「働けば自由になる」との言葉が。
有刺鉄線で囲まれています。
整然と建物が並びます。
今なお煉瓦の建物は綺麗に保たれている。
集められた髪の毛や眼鏡、バッグなどが展示されています。
奥のコンクリートの壁の前が銃殺場所だったそうです。沢山の花や供え物が。
あちらこちらに花がたむけられています。
ユダヤ人の就寝施設。
今は煙突だけがかろうじて残る場所も。
収容者が寝る3段ベッド。
引き込み線。ここにすし詰めにされた電車が到着した。
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