お寿司を握る少女

ポーランドでお寿司を握る少女

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クラクフ市街を歩いていたら、細い路地に入り込んでしまいました。
そこに日本語の看板がありました。
「寿司」と書いてあるではないですか。
海外旅行において分ではいけない轍が「和食」。
美味しいはずがないんです。
でも、疲れていたのでファストフードの脂っこい感じは厳しいなと感じていたので、そのときはちょっと覗いてみようかなと思ったんです。

 

行ってみるとカフェみたいなおしゃれな作りのお店でした。
高校生くらいの少女がカウンターに居て、ポーランドには珍しい愛想のいい笑顔で向かえてくれます。
「ちょっと冷やかしてみるか。
生ものじゃなければ大丈夫だろう」そう思って席に着きました。

 

おしぼりと一緒に出てきたのは玄米茶。
これは香ばしくて美味い…。
「奥に日本人が居るのかな」と勘ぐり始めました。

 

安パイということでかんぴょう巻きとお新香巻きを注文。
早々にかんぴょう巻きが届きました。
「ほう…見た目は合格だな。
どれどれ味は…」とひと口ほおばってみると、「あれ?これ普通に美味しいじゃん!」とびっくり。
これはいよいよ、裏に日本人かベテラン職人か居るなと思って少女に聞いてみました。
「これ誰が作ってるの?」すると「私が作ってます」と言うではありませんか。
「何だって?」カウンターの向こうで何かゴソゴソとやってるなとは思ったのですが、女子高生のバイトみたいな子にこんなまともな海苔巻きとは言え寿司が作れるはずが…。
と手元を覗くとしっかり簀巻きを使って調理してるじゃありませんか。
シャリの炊き加減、酢飯の味、米粒が潰れずに残っている、巻きが強すぎて固まってることもない。
ほぼパーフェクトな海苔巻きでした。

 

聞けば、さきほど裏に行ったのはお茶を取りに行っただけで、奥に職人が居るわけではなく、自分ですべてこなしているとのこと。
寿司の技術は日本人から教えてもらっているとのこと。

 

いやあ、あなどれませんポーランド。

 

しゃれたカウンター。

しゃれたカウンター。

 

なかなか美味しかった寿司。

なかなか美味しかった寿司。

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